徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)11月07日 月曜日 徳洲新聞 NO.1363 4面
「資格は自己研鑽のきっかけに」と出雲・薬剤部長
医療経営に精通した人材育成を主眼とした民間資格に、日本医療経営実践協会が認定する「医療経営士」(1~3級)がある。千葉西総合病院の出雲貴文・薬剤部長は同資格の保有者で最上位の1級を保持。
出雲・薬剤部長は千葉県病院薬剤師会の医療政策副委員長を務めていることが縁となり、医療経営士向け情報誌への執筆依頼を受けた。これがきっかけで7年前に3級を取得。
「業務に少しでも役立てばと受験しました。3級は広く浅く幅広い出題があり、あらためて部署長として、さまざまなことを知っておかなければならないと感じ刺激を受けたのを覚えています」(出雲・薬剤部長)
翌年2級に合格。コロナ禍の2020年には学会や研修会が軒並み中止になった悔しさをばねに1級にチャレンジし合格した。さらに出雲・薬剤部長は、医療経営士向けに専門的かつ実務的な内容を扱う医療経営士実践研究講座の講師も務めている。
「病院は部署間の円滑なコミュニケーションが重要です。幅広い知識があると相手の立場で全体を見渡す際に役立ちます。医療経営士に限らず資格は自己研鑽のきっかけになるため、チャレンジをおすすめします」と呼びかける。