徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)11月07日 月曜日 徳洲新聞 NO.1363 3面
参加者全員で個人防護具の着脱訓練も
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)はICT(感染対策チーム)が中心となり2022年度第2回感染対策向上加算合同カンファレンスを開催した。国は4月の診療報酬改定で、感染症対応強化のため従来の感染防止対策加算を改変し、感染対策向上加算1~3などを創設。算定要件で基幹病院(加算1)を中心に地域の医療機関や保健所などによる合同カンファレンスの開催が求められている。
9月13日に開催し、同院に地域の医療関係者約30人が集まった。参加施設は葉山ハートセンター、大和徳洲会病院、鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院、ふれあい鎌倉ホスピタル。
湘南鎌倉病院の小林修三院長は「感染症は地域全体で制御していく必要があります。地域の先生方と一緒になり、課題を解決しながら共に役割を果たしていきたい」と呼びかけた。芦原教之事務長の挨拶に続き、佐藤守彦・感染対策室部長は「今年度から徳洲会グループ外の施設にも参加いただき、より地域に根差した形で実施できることをうれしく思います。感染対策は裾野の拡大が大切です」と強調した。
続いて各施設が、抗菌薬適正使用の取り組みや手指衛生順守状況、新型コロナ対応などを報告。また、佐藤部長からレジオネラ肺炎の情報提供があり、この後、職種別に意見交換を行って終了した。合同カンファレンス後には鎌倉市医師会員約10人が加わり、渡部伸予・感染対策室師長(感染管理認定看護師)が講師を務め、個人防護具の着脱訓練を実施した。