徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2022年(令和4年)10月17日 月曜日 徳洲新聞 NO.1360 3面

徳洲会グループの離島病院
「SNS戦略」勉強会を開催

離島に立地する徳洲会7病院は「離島SNS戦略ミーティング」を開催した。講師を務めたのは湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の関根一朗・救急総合診療科部長。関根部長を含む同科医師4人が運営する「湘南ER」のInstagram(@shonan_er)のフォロワー数は5万人超、そのノウハウを中心に解説。

広報活動総力特集

「広報活動の使命は効果的な情報発信」と関根部長

冒頭、関根部長は「インスタでリクルート広報をするコツは、リクルート自体を主な目的にしないことです。基本的にインスタを利用しているユーザーは検索能力が高く、もし働きたいと思ったら自分で検索してアプローチしてきます。そこには『看護師を募集しています』という直接的な表現をする必要はなく、アピールするとしたら、楽しい離島生活、充実した看護業務のイメージを抱かせることが重要です」とアドバイスした。

広報活動について、病院全体で重要性を認知すること、使命はあくまで「効果的な情報発信」であり、直接的に人材確保に結び付くものではないという共通理解をもつことが必要と強調。湘南ER広報班のタスク(小さな単位の作業)は、①ブランディング、②モチベーション向上、③リクルート、④院内教育、⑤地域教育、⑥病診連携・消防連携、⑦情報発信――であり、SNSはひとつのツールであると説明した。

続いて、インスタに関し事前に質問のあった運用の仕方、フォロワー数の増やし方、企画の立て方、ルールやコツについて回答。関根部長は湘南ERのインスタを運営するために作成したマニュアルを公開、さらにフォロワー数が急増した企画として、コロナ禍で「母の日」に絡めた投稿や、絆創膏をテーマにした「1分で伝えるER」という動画を紹介した。

また、こうした取り組みが出版社の目にとまり、『湘南ERが教える 大切な人を守るための応急手当』(KADOKAWA刊、1540円)を上梓したことも報告した。

関根部長は「広報活動は“良い組織づくり”と、それを効果的に情報伝達することが重要です。これを継続することで、病院に興味をもつ人が増え、リクルートにもつながると考えます」と締めくくった。勉強会に参加した沖永良部徳洲会病院(鹿児島県)広報委員会委員長の堤志起・放射線科責任者(診療放射線技師)は、「当院も人材確保の目的でSNS、とくにインスタグラムを効果的に活用したいと考えており、試行錯誤を繰り返している最中です。関根先生の講演を聞き、方向性がより明確になりました。当院で働くことで得られる魅力を積極的に発信し、離島医療を少しでも充実させたいと考えています」と意欲的だ。

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