徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)09月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1357 3面
TMAT隊員(右)が見守るなか大学生(中央)が高校生に指導
湘南鎌倉医療大学(神奈川県)の国際・災害サークルは8月11日、NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)の全面協力により、高校生向けにトリアージ(緊急度・重症度選別)体験イベントを開催した。同イベントはオープンキャンパスのなかで実施、午前80人、午後79人が参加。TMATから四街道徳洲会病院(千葉県)の栁澤修平・副看護部長、成田富里徳洲会病院(同)の浅野昌子看護師、一般社団法人徳洲会の野口幸洋・医療安全・質管理部課長補佐、阪木志帆職員が現地でサポートした。
サークルの大学生は当日までに自主学習をし、トリアージを行うための症例などを準備。本来なら大学生自身が特殊メイクをして傷病者役をすることも考えていたが、コロナ禍のため人形で代用した。当日は、会場に高校生が5~6人集まったら、まず大学生がトリアージの概要を説明した後、大学生を1人ずつ配置した人形(10体用意)のもとに高校生が出向き、実際にトリアージにチャレンジ。このサイクルを何回も繰り返した。TMAT隊員は大学生の自主性を重んじ、サポート役に徹した。
同サークルの顧問である和田美也子・成人看護学准教授は「サークルの大学生はTMAT隊員の方々をロールモデルのように思っていますので、これからも一緒に活動したいです」。