徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)09月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1357 1面
「病院はまちづくりに欠かせない重要なツール」と松本院長
高齢者人口が増加するなか、医療はまちづくりに欠かせない重要なインフラとなっている。羽生総合病院(埼玉県)が立地する羽生市の「岩瀬土地区画整理組合」が、第1回まちづくりアワード(功労部門)を受賞した。これは、「魅力あるまちづくりの推進に努め、とくに著しい功績のあった個人又は団体をまちづくり功労者として表彰」するため、国土交通省が今年度創設した表彰制度。
岩瀬地区では1996年に土地区画整理事業がスタートし、住宅地の開発や商業施設の出店など開発を進めてきた。同院は2018年に現在地に新築移転、これにより周辺地域の開発にいっそう弾みがついた。目の前を通る幹線道路沿いには大型商業施設が建ち並び、いまも槌音が響く。
松本裕史院長は「とくに地方の病院の建て替え時には行政との話し合いを通じ、まちづくりと連動したプロジェクトにすることが大切です。当院も市と意見交換しながら新築移転を進めました。医療、住宅、買い物などを徒歩圏内で完結できるコンパクトシティが高齢化の時代には求められ、病院はまちづくりの重要なツールであり周辺開発の呼び水になることができます」と強調。