徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)09月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1355 2面
「全国会議を4年ぶりに開催でき感無量」と稲邊部会長 来年度の部会目標を提示する河野・副部会長
徳洲会健診部会は9月3日、第63回日本人間ドック学会学術大会の会期に合わせ、千葉県で第2回全国会議を開催した。4年ぶりの開催で、対面とオンラインのハイブリッドで実施、計78人が参加した。
冒頭、部会長である榛原総合病院(静岡県)の稲邊富實代副院長は「新型コロナが日本の予防医療に大打撃を与えましたが、徳洲会では皆様の努力により、健診、人間ドックの受診者数が回復してきました。徳洲会グループは傷付いた日本の予防医療界を牽引する使命があり、実力もあると思います」と力を込めた。
副部会長である湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の河野晋一・予防医学センター責任者と中部徳洲会病院(沖縄県)の大城美佐子・健診センター長の挨拶の後、全国6ブロックのブロック長がそれぞれ取り組みや目標を報告。次に、外注読影の実態調査をもとにした価格の見直し、再検査受診率向上に向けた取り組み、ハート検診導入のプラス効果、特殊健診、その他のオプション検査などについて説明があった。
続いて、同学術大会の大会長を務めた佐々木寛・千葉徳洲会病院婦人科部長が駆け付け挨拶。「無事に大会を終了できたのも徳洲会グループの支えがあったからです。徳洲会グループの健診事業には力があります。ぜひ部会から貴重なデータを提示していただき、予防医療界にアピールしてほしいと思います」とエールを送った。
対面とオンラインのハイブリッド開催で計78人が参加
休憩をはさみ、部会の取り組みとしてPHR(Personal Health Record)の拡大、統一コース報告書の活用、AI(人工知能)画像診断、読影のネットワーク、さらに質の管理や事故防止について説明があり、参加者と情報共有した。最後に河野・副部会長が総括を行い、来年度の部会目標を健診・人間ドック共に件数5%アップと提示。「各ブロック長が介入し、問題点に対応できる体制づくりをしてください」と呼びかけ、閉会した。