徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)08月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1351 3面
「とても緊張しました」と小熊看護師
札幌東徳洲会病院の小熊愛看護師は、第103回日本消化器内視鏡学会総会(5月13~15日、京都府)のワークショップで発表した。テーマは「安全な内視鏡室運営のための当院の取り組み」。患者さんの安全性を向上する取り組みとして、2015年のJCI(国際的な医療機能評価)認証取得を契機に、院内統一のルールでスタッフ間の引き継ぎや患者さんの確認などを行っていることと、所属する内視鏡室独自の工夫を紹介。
看護師が翌日の全検査内容と患者さんの情報収集、オーダーや記録の不備などのチェックを行ったり、20年からは毎朝、医師とスタッフ全員が約10分間のミーティングを実施したりした結果、インシデント報告が著明に減少したことを示した。
小熊看護師は「以前は細かい部分でコミュニケーションエラーが多かった」とし、とくに朝のミーティングによる効果を指摘。今後はミーティング内容の質向上に意欲を見せた。医師が主に参加する学会での発表は初めてとのことで「何度も指導してくださった前本篤男・副院長兼IBDセンター長、伊藤貴博部長に感謝しています」。