徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)08月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1351 2面
オンラインサーベイではカートに載せた端末を移動させながらラウンド
湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)は7月14日から2日間、国際的な医療機能評価であるJCI認証の本審査に向けモックサーベイ(模擬審査)を実施した。10月に3回目の受審を控えている。
JCI認証を取得済みの徳洲会病院は11病院あり、今回は7病院からサーベイヤー(調査員)16人を選出。現地とオンラインのハイブリッド形式で行った。複数のチームに分かれ職員へのヒアリングや、院内各部署のラウンドを実施。サーベイヤーは時折、所属病院での事例を紹介するなどアドバイスを交えながら進めた。
2日目の総評で、サーベイヤーは審査結果として要改善項目を発表。湘南藤沢病院の髙力俊策院長は「グループ内でこれだけの模擬審査を実施できるのは素晴らしい。今回の結果を生かし指摘事項を改善して本審査に備えたい」と決意を語った。
サーベイヤーを務めた岸和田徳洲会病院(大阪府)の新田康晴・総合診療科部長は「JCIに対する知識がさらに深まりました。モックサーベイを受ける病院と、サーベイヤーを出す病院の双方に有益な取り組みと言えます」。同じく東京西徳洲会病院の田嶋康宏・事務次長は「各病院のコアメンバーのなかからサーベイヤーを担える人材が多数育ってきたことで、相互審査が可能になりました」と評価。5月には中部徳洲会病院(沖縄県)も同様にモックサーベイを行った。
徳洲会のJCI認証病院は次のとおり。札幌東徳洲会病院、千葉西総合病院、東京西病院、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)、湘南藤沢病院、葉山ハートセンター(同)、岸和田病院、八尾徳洲会総合病院(大阪府)、福岡徳洲会病院、中部徳洲会病院(沖縄県)、南部徳洲会病院(同)。