徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)08月08日 月曜日 徳洲新聞 NO.1350 3面
名古屋徳洲会総合病院の月間のホームページ(HP)訪問数、オンライン医療講演参加人数がグループトップだ。HPは本サイトとは別に、診療科・部署ごとに特設サイトをつくり、それぞれが積極的に情報発信することで訪問数がアップ。オンライン医療講演では、メール会員への定期配信により、リピーターをつかんだ。
「特設サイトは担当部署が管理し更新」と塚本係長
2014年7月のHP月間訪問数は8465件だったのに対し、今年6月は17万1984件と大幅にアップしている。同院では本サイトのほかに心臓血管外科、循環器内科、医療連携室、医師募集、研修医募集、看護師募集の特設サイトがあり、本サイトは情報システム管理室が管理しているが、特設サイトはそれぞれの診療科、部署が運営。積極的な情報発信により訪問数が徐々に伸びた。
塚本庸明・情報システム管理室係長は「病院のHPは、いろいろな人が訪れるので、複数の特設サイトをつくり、それぞれのサイトでターゲットを絞った情報を載せています。また、各サイトを担当部署が直接管理することで、更新スピードをアップし、担当者の意図をスムーズに反映できるようにしています」と意図を明かす。
医療連携室がオンライン医療講演など広報活動に尽力
HPの訪問者は、疾患や薬の名前を検索して直接、特設サイトに飛んでくることが多く、とくに心外特設サイトにある「心臓血管病を理解しよう」という病気や治療薬の解説ページは人気コンテンツだ。そのため特設サイト以外の診療科ページでも病気の解説を充実させており、広報誌『かすたねっと』に掲載した記事の流用などにより、効率的に更新している。
塚本係長は「当院には広報・マーケティングを一元管理する部署はありませんが、各部署が情報発信の重要性を理解し、積極的に活動しています」とアピール。
オンライン医療講演は医療連携室が管理。リピーターの獲得には、メール会員への定期配信が効果的だという。講演ごとに参加者にメール会員への登録を促し、現在は565人が登録。会員には週1回の定期配信に加え、月1回の月間予定表の配信も行う。このほか地元の新聞への折り込みや情報サイトへの掲載、置きチラシ、院内掲示など積極的に目に触れる機会を増やしている。今後は新規参加者の獲得にも注力していく考えだ。
若山俊彦・医療連携室係長は「グループ病院の講演内容やチラシは、積極的に参考にしています。オンラインで参加してくださる高齢の方もいますが、パソコンなど持っていない方もいますので、コロナが落ち着いたら、公民館などの会場に参加者を集め視聴するなどの方法も検討していきます」と展望している。