徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2022年(令和4年)07月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1347 4面

在宅生活サポート
成田富里病院内に訪看STつむぎ開設
徳洲会58番目

(右から)吉田所長、藤ケ崎看護師、赤田看護師

医療法人徳洲会は成田富里徳洲会病院(千葉県)内に「訪問看護ステーションつむぎ」を開設した。徳洲会グループは近年、患者さんの在宅生活を支える環境整備に力を入れており、訪問看護ステーション(訪看ST)を各地に開設。訪看STつむぎの開設で58カ所に増加した(定期巡回・随時対応型訪問介護看護を含む。6月末時点)。

開設は6月1日。母体である成田富里病院は2015年9月にオープン後、救急・急性期をはじめ回復期、慢性期医療まで地域医療に貢献してきた。みなし指定の訪問看護事業はこれまで行っておらず、今回、新規に訪問看護の提供を開始。

同STの吉田翠所長は「当STがある地域でも高齢化が進み、通院困難な方々が増えていますが、訪問看護は供給不足です。患者さんやご家族が在宅療養を希望しても支援が得られず断念するケースもあると聞いています。患者さんに寄り添い、一人ひとりの希望に応えていきたい」と力を込める。

患者さん宅を訪れ、大腿部のやけどの処置を行う様子

訪問看護の提供範囲は、印旛保健所管内(7市2町、管内人口約72万人)にある同STから半径約20㎞のエリア。胃瘻や在宅酸素療法、傷の処置などを必要とする医療依存度の高い方や、自宅での看取り希望の方など幅広く対応していく。

吉田所長とともにオープニングスタッフとして訪問看護に取り組むのは、赤田奈菜看護師と藤ケ崎美恵看護師。赤田看護師は「患者さんが住み慣れた家で、その人らしく生活を続け、在宅療養を選んで良かったと思っていただけるよう努めていきたい」と抱負を語る。藤ケ崎看護師は「介護が必要な方でも、要介護認定の申請をしていない方が見受けられます。関係機関と連携を取りながら、地域に根差した支援を行っていきたい」と意欲的だ。

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