徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2022年(令和4年)07月11日 月曜日 徳洲新聞 NO.1346 4面

おくすりレクチャー

漢方薬 体全体のバランス整える薬

菅原圭司 成田富里徳洲会病院(千葉県) 薬局長

漢方薬は自然にある生薬(植物の葉や根、鉱物、動物などの薬効のある部分を乾燥させたり蒸したりしたもの)を複数組み合わせた薬の総称です。中国を起源に日本で独自に発展してきた伝統医学に基づいて一定の分配量で配合され、現在は「葛根湯」など医療用漢方製剤148種類が保険適用されています。

疾患で薬を選ぶというよりも、体全体のバランスを整え自然治癒力を引き出すことを目的としているため、個人の体格や体質、生活環境、症状などを見極め、その方に最適な薬を選択します。小さなお子さんから年配の方まで幅広い方に有効で、とくにイライラや冷え、むくみなど、女性ホルモンの分泌が影響するさまざまな症状で不調を感じている方には効果が期待できます。

自然の植物や鉱物などを使用しているため、酸味や苦味が強いイメージがありますが、あらかじめ水を口に含んでおく、オブラートに包む、お湯に溶かすといった方法で服用しやすくなります。お子さんには、アイスクリームや水あめなど甘味や粘性のある物を使用する場合もあります。

「いろいろ薬を飲んでいるけど、何だか改善しない」、「すっきりしない」と悩んでいる方は漢方薬をうまく活用することで解決できるかもしれません。ただし、他の薬との相性や、副作用、アレルギーなどの懸念もあったりするため、必ず医師や薬剤師、登録販売者に相談するようにしましょう。

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