
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)06月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1342 3面
徳洲会臨床工学部会関西・大阪ブロックは5月7日、竣工して間もない岸和田徳洲会病院(大阪府)新・新館で2022年度新入職者合同研修を開催した。4月に両ブロックの病院に入職した臨床工学技士(CE)が対象で、会場参加とWEB参加のハイブリッド形式で開いた。参加者は講義やグループワークを通じ、社会人や徳洲会職員としての基本を学ぶとともに、互いに声をかけ合い交流を深めた。
社会人や徳洲会職員としての基本を学ぶとともに、他施設の同期と交流(右から8人目が河村部会長)
徳洲会の歴史などを紹介し、新人CEに期待を寄せる尾野院長
今回は部会関係者を含め65人が参加した。大阪府と大阪府に近いエリアの病院CEは会場参加とし、名古屋徳洲会総合病院や出雲徳洲会病院(島根県)など遠方の病院CEはオンラインで参加。
当日は同部会大阪ブロック長の山野辺基・野崎徳洲会病院(大阪府)臨床工学技士長の挨拶でスタート。丁寧な言葉ながらも時折、語気を強め挨拶の大切さを訴え、「社会人として、組織人として、そしてチーム医療の一翼を担う専門職として挨拶を大事にしてください」と呼びかけた。
講義では、岸和田病院の尾野亘院長が徳洲会について説明。徳田虎雄・医療法人徳洲会名誉理事長のエピソードを紹介しながら、グループの歴史や理念の意味、現状などを説明した。とくに離島・へき地医療を“原点”とし、継続する大切さを強調。参加者に「現地の方と直接会って話さなければ、本当の意味で理解はできません。少しでも機会があれば、積極的に離島・へき地医療を経験してほしいと思います」と結んだ。
CEに対して「業務範囲は広いですが、ひととおり経験し、そのうえでサブスペシャリティーを見つけ、さらにその先に進んでほしい」と期待。自院のCEに触れ「ちょっとした機器トラブルなら修理できます。そこまでの教育はなかなか難しいと思うので、グループのスケールメリットを生かし、他施設を回り経験を積んでほしいと思います」とエールを送った。
自己紹介では個性あふれる新入職員が続々
部会長の河村誠司・岸和田病院技士長は同部会について説明。活動の歴史や組織体制、目下の活動状況などを紹介した。このうち今年度の部会活動目標では①業務拡大(「医師の働き方改革」にともなうタスクシフト/タスクシェアによる業務確立)、②eラーニングの運用(教育、情報共有)、③安全体制の確立(手技の統一や経費削減など業務の標準化)、④徳洲会CEのさらなる資質向上(学会参加・発表、専門認定資格取得の推進)を挙げ、それぞれ部会の現状などを提示した。
他にも、「コミュニケーション能力・伝達力ビジネスマナー」をテーマとする講義も実施。前半は言葉だけが流れる動画を用い、指示をよく聞きながら図形を完成させるトレーニングを行い、後半は基本的なビジネスマナーをクイズ形式で学んだ。日本臨床工学技士会や各地方に点在する臨床工学技士会について説明するプログラムも設けた。
会の後半では恒例となった新入職者の自己紹介を実施。オンライン参加者を含め、全員が1人当たり1分の持ち時間で、出身地や趣味、仕事での抱負などを披露した。特技を披露する場面も見られ、終始、会場には笑顔があふれていた。
最後にグループワークを実施。設定されたケースについて、上司への報告の仕方をグループで考え発表するとともに、報告する際のポイントを学んだ。
同部会関西ブロック長の久富俊宏・大垣徳洲会病院(岐阜県)技士長が閉会の挨拶。同部会は横の関係が強いことを強調し「困ったことがあれば、ぜひ部会メンバーに相談してください」と呼びかけるとともに、あらためてコミュニケーションの重要性を指摘。外部業者への態度にも気を配ることを求めた。「知識や技術ももちろん大事」と前置きしたうえで、「信念をもってハートフルなCEを目指してください」と締めくくった。
今回の研修では、同部会関西・大阪ブロック内に発足した「女性未来プロジェクトチーム」も参画。プログラム全体の構成をはじめ、ビジネスマナーに関する講義では、現場での経験とともに女性目線から意見した。
発足を提案した企画(組織対策)担当の松村貴裕・吹田徳洲会病院(大阪府)技士長は「CEは男性が多く、部会の幹部も男性ばかり。つい男性目線で物事が決まりがちなので、プロジェクトチームを立ち上げました」と説明。「コロナ禍で目立った活動はできていませんが、今回も昼食のお弁当を選択制にするなど、女性の細やかな気配りで気付かされることが多々あります。本格的に活動していきたいです」。