
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)06月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1342 2面
神戸徳洲会病院は5月に医療療養病棟(39床)を開設、4月に入職した小川信行・総合内科医師が同病棟の専従となった。同院が立地する垂水区は65歳以上の高齢者が県内でも多い地域であり、同病棟は地域からのニーズも高い。
小川医師(右)や新矢副主任(その左)ら多職種でカンファを行い情報共有
医療療養病棟は急性期医療を終え病状が安定したものの、継続的な医療的介入を必要とする慢性疾患の患者さんが入院する。開設の1カ月以上前から、配属する看護師を対象に勉強会を精力的に行い、準備を進めてきた。中村美津・看護部長は「療養病棟は急性期と在宅の中間的な役割を担い、家族看護の必要性も高いので、看護師として学ぶべきことも多いと思います」と強調する。
同病棟では多職種連携が活発だ。週1回、医師や看護師、MSW(医療相談員)などがカンファレンス(症例検討会)を開き、患者さんの治療方針や退院に向けた課題などを検討。また、呼吸サポートチーム(RST)や摂食嚥下チーム(SST)が定期的にラウンドし、サポートする。RSTには呼吸器関連区分の特定行為研修を修了した特定看護師が所属、SSTは4月に摂食・嚥下障害看護認定看護師が誕生し、新たに立ち上がった。
緩和ケアも実施しており、近く緩和ケアチームを立ち上げる計画。新矢渚・看護副主任は「患者さんやご家族と目標を共有し、対等なパートナーとして力を合わせていくSDM(協働意思決定)を実践しています。一人ひとりの人生の道のりのなかに、医療者がどのように携わっていくのか、一緒に考えていくことが課題です」と示す。
同院のキャッチコピーは「赤ちゃんからお年寄りまで、やすらぎと希望を与える病院」。同病棟の開設により、ケアミックス病院として地域での役割も明確になった。新矢副主任は「世代を超えて愛される病院、在宅や施設へと途切れない医療ができる病院として、当病棟の役割は大きいと思います」と意気込みを見せている。