徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2022年(令和4年)05月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1338 3面

庄内余目病院
独創性ある演題多数
院内研究発表会を開催

(左から)医師事務作業補助室の本木素直職員、4階西病棟の金子秋穂看護師、2階病棟の三浦真菜美看護師

庄内余目病院(山形県)は2021年度院内研究発表会を開催した。医療技術の向上に向けた実態調査や業務の見直し、職員教育プログラムの作成など各部門の専門性を生かした17演題の発表があり、最優秀賞は4階西病棟が獲得した。テーマは「らくらく身長測定」で、臥床したまま患者さんの身長を測定する際、メジャーによる測定と膝高からの推定式のどちらがより有効か検討。

病棟スタッフの立位時と臥床時の身長を測定し比較した結果、メジャーに比べ膝高推定式のほうが誤差は少なく、「メジャーでの測定は人的作業であり、急いでいる時に丁寧な測定ができない可能性があります」と考察した。

優秀賞は2演題。医師事務作業補助室の「カンファレンス記録代行入力業務における新人指導方法の統一を図る」、2階病棟の「カテーテル検査・治療後の穿刺部固定具による水疱形成ゼロを目指して」がそれぞれ獲得した。

最後に、寺田康院長は「研究発表で大切なことは、なぜこの研究をしたのかという“研究の動機”と、研究の結果に驚きがある“独創性”の2点です。医学は自然科学であり、できるだけ数値化し客観性をもたせると、より説得力も上がります」と総評した。

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