徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)05月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1338 2面
徳洲会栄養部会は2021年度新入職員業務成果発表会をオンライン開催した。昨年4月に入職した管理栄養士と栄養士31人が出席し、それぞれ発表を通じ自身の成長を確認するとともに、グループワークで同期の他施設職員との交流を深めた。
参加者は入職1年目を振り返るとともに、同期入職の他施設職員と画面越しに交流
発表会は部会内の教育研修ワーキンググループが企画。毎回、年度末に開催し、新人の管理栄養士と栄養士が入職から約1年の仕事ぶりを振り返ることで成長を促すと同時に、①伝える力、②プレゼンテーション能力、③施設間連携と個人のモチベーションの向上──を目的としている。3月12日に行った。
前半は7つのセッションに分かれ、出席者全員が発表。①給食管理業務、②食の楽しみ、③アレルギー、④発注、在庫管理、⑤栄養食事指導、⑥栄養管理、⑦厨房業務――など多岐にわたるテーマで、入職後に経験した業務内容、学んだ点や反省点、課題解決策を説明した。2年目への抱負も示し、患者さんに対する思いとともに新たな業務を学べる喜びや資格取得への意欲を語るなど、さらなる成長を誓った。
後半はグループディスカッションを実施。6グループに分かれ、「禁忌食材の混入・誤配膳を防ぐために気を付けること」、「(患者さんの)行動変容につなげるために栄養指導で意識すること」、「安全で美味しい食事提供のために必要な部署内の連携とは」とのテーマで議論した。参加者からは「1年目を振り返ることで、将来像が明確になった」、「2年目は主体的に行動し、必要とされる人材になりたい」といった声が聞かれた。
部会長の鑓水弘樹・一般社団法人徳洲会栄養部部長は「今回も個々の発表は多様なテーマで充実し、グループディスカッションも活発な議論が見られました」と総括。「それぞれ目標をもって日々の業務に臨み、患者さんのため、仲間のため、そして自分のために高みを目指してほしいと思います」と期待を寄せた。