徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2022年(令和4年)05月02日 月曜日 徳洲新聞 NO.1336 2面

病気のはなし85
国内4種目のワクチン
新型コロナ感染症

厚生労働省は4月19日、米ノババックス製の新型コロナ感染症ワクチンを特例承認した。人工的につくり出したウイルスのスパイクタンパク質を接種する「遺伝子組み換えタンパクワクチン」で、従来の米ファイザー、米モデルナの「mRNAワクチン」(スパイクタンパク質の設計図を投与)や英アストラゼネカの「ウイルスベクターワクチン」(スパイクタンパク質の設計図を組み込んだ別のウイルスを投与)とは違うタイプだ。

組み換えタンパクワクチン自体は、すでに帯状疱疹やB型肝炎のワクチンとして人になじみがあり、副反応も他のワクチンと比べ低頻度との報告があることから(治験でのアナフィラキシー報告ゼロ)、これまで接種に消極的だった人や、アレルギーなどで従来のワクチンを接種できなかった人へのアプローチが期待できる。

対象は18歳以上で、2回接種が原則(3週間間隔)。初回接種後3カ月の発症予防効果は90.4%、中等症、重症予防効果は100%。ファイザーもしくはアストラゼネカのワクチンを接種した後にノババックスのワクチンを交差投与した場合も、抗体価は有意に上昇したとの研究結果があり、今後の追加接種にも利用できる見とおし。

同ワクチンは2~8度の冷蔵で9カ月保存でき、武田薬品工業が国内で製造・販売を担っていることから、流通面でも安定性が高い。

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