徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2022年(令和4年)04月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1335 2面

地元の高校生に講演
新型コロナに基づく人権
鬼塚・長崎北病院院長

熱のこもった講演を行う鬼塚院長

長崎北徳洲会病院の鬼塚正成院長が長崎県立長崎鶴洋高等学校で講演した。同校からの依頼によるもので、テーマは「新型コロナ感染症クラスター発生の経験をもとに人権問題について考えてみた」。

鬼塚院長は自院の経験談や新型コロナ感染症に関する差別、誹謗中傷が社会問題化したエピソードを交えながら、新型コロナ感染症に対する人としての向き合い方や付き合い方について持論を展開。多様な情報のなか、自分で行動を選択・決定する自由と義務があること、自ら判断した選択・決定に対して後悔せず、燃え尽きることなくコロナと向き合っていくことの大切さを強調した。

講演終了後、生徒代表から「コロナに限らず、すべての面で差別がなくなるよう行動していきたいです」との言葉が寄せられた。

講演を引き受けた理由について鬼塚院長は「マスクなど医療物資が急激に不足していた2020年5月に同校から手づくりのフェイスシールドが寄贈されました。その恩返しも兼ねて、お引き受けしました」。同行した医局事務の村岡えみ職員も「豊かな感性をもつ10代で、この問題と向き合った皆さんは、きっと強く、優しい大人になると思います。今より素晴らしい時代が訪れるよう、その種まきのお手伝いができたのなら、うれしい限りです」。

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