徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2022年(令和4年)04月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1334 2面

病気のはなし84
鼻はすすらずかむ
中耳炎

子どもの頃にかかることのある中耳炎。細菌やウイルスに感染し中耳(鼓膜の奥)に炎症を起こす疾患で、とくに小児に多く、「3歳までに約8割の人が一度はかかると言われています」と和泉市立総合医療センター(大阪府)の齋藤和也・耳鼻咽喉科部長。

中耳炎には、主に①耳の痛みや発熱をともなう急性中耳炎、②痛みがなく気付きにくい滲出性中耳炎、③①を繰り返すことで鼓膜に穴が残る慢性中耳炎がある。

①は小児に多く、抗生物質などを投与するが、難治性は鼓膜を切開したまった膿を取り除くこともある。②は①による炎症で出た膿が滲出液に変わりたまる、もしくはかぜやアレルギー性鼻炎に続いて起こる耳が聞こえにくくなる疾患で、薬物療法が基本だが、3カ月以上経っても治らない場合は鼓膜にチューブを入れたり、鼓膜を切開したりして滲出液を取り除く。小児に多いが、成人もまれに罹患し「痛みがないため、もともと耳が遠い高齢者は気付きにくく要注意です」と齋藤部長は注意喚起する。

③は鼓膜に穴が開いているため、耳だれを繰り返すこともある。鼓膜再生を促進する薬液を用いた治療法が最近、保険適用になり、外来での治療が可能となった。

早期治療が大切で「耳に違和感を覚えたら耳鼻咽喉科受診を」と齋藤部長。また、鼻をすすると中耳炎になりやすいため、「できるだけ鼻はかむように」と呼びかけている。

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