
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2021年(令和3年)12月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1317 2面
第70回救急放射線画像研究会in東京が11月17日、オンライン開催され、徳之島徳洲会病院(鹿児島県)の藤田安彦院長が世話人を務めた。同会は医師、看護師、診療放射線技師などを対象に、画像を中心に救急症例を検討するのが目的。
まず4人の医師がそれぞれ趣向を凝らした症例を提示。徳之島病院で研修している福岡徳洲会病院の中山大輔・専攻医(1年目)は脂肪塞栓症の症例を示し、「骨折後の意識障害、呼吸不全では、脂肪塞栓症を鑑別に挙げるべき」とまとめた。
続いて、ミニレクチャーとして徳之島病院の雨海照祥・総合診療科非常勤医師が「論文の書き方」をテーマに講演した。
論文の作成にあたり、「何かしらの新規性が必要でありメッセージはひとつに絞ることが重要です」と強調。査読者の視点では、科学への貢献が見られることが重要と指摘したうえで、論文の構成と書き方のコツ、投稿までの流れなど説明した。
同会には全国から170人以上が参加。終了後には「オンライン開催は地域、天候に左右されず参加でき、助かります」、「難易度もちょうど良く勉強になりました」など感想が聞かれた。