
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2021年(令和3年)12月06日 月曜日 徳洲新聞 NO.1316 2面

世界保健機関(WHO)は11月26日、新型コロナウイルスのオミクロン株を最も警戒レベルの高い「懸念される変異株(VOC)」に指定、29日には感染者急増の危険性を世界に呼びかけた。新型コロナウイルスはこれまでも多くの変異株が出現していたが、オミクロン株は感染に関連するスパイクタンパク質の変異箇所が圧倒的に多く、感染性増加やワクチン効力減少の可能性があり、警戒感が高まっている。
すでに30カ国以上で感染者が判明しており、一部で市中感染と見られる例もあることから、無症状者も含めると、かなり多くの国にまで伝播している可能性がある。これを受け、日本政府は水際対策を強化、30日から全世界の外国人の入国を禁止する措置を発令した。すでに国内でも海外渡航者の感染を認めており、航空機同乗者全員を濃厚接触者に指定するなど感染拡大の抑止に躍起だ。
現時点では、オミクロン株の重症化率や致死率、既存治療薬の有効性などに関する情報は少ないが、欧州疾病予防管理センター(ECDC)は、同域内で判明している感染者は無症状もしくは軽症と報告しており、大幅に毒性が上がったとは考えにくい状況だ。パニックにならず、従来どおりの感染対策「マスク、手洗い、密の回避」を守りつつ、各機関からの情報を注視したい。