徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)11月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1311 4面

沖永良部病院 「病棟と在宅での違いに驚き」
訪問看護体験を初実施

訪問看護体験でのひとコマ

沖永良部徳洲会病院(鹿児島県)は、結の島ナース(鹿児島県の離島8病院で働きたい看護師の採用窓口)などをとおし派遣された看護師を対象に、訪問看護体験を初めて実施した。病院広報委員の副委員長でもある池下典子・訪問看護師は「応援の看護師さんから要望があり、広報委員で企画しました。訪問看護でたくさんの“奇跡”を目の当たりにしているので、ぜひ病棟看護師にも体験してもらいたいと思いました」と明かす。

訪問看護体験では、自慢の庭を案内してくれる98歳の患者さん、テレビを観るのが好きなひとり暮らしの患者さん、いつもベッドから落ちそうになるくらい元気な90歳台の患者さんなど、さまざまな在宅での過ごし方に触れ、看護のあり方を学ぶと同時に、感動や元気をもらっている。

実際に訪問看護を体験した看護師は「入院中の姿と自宅で過ごす姿との違いに驚きました。入院中はおむつを使い失禁があったのに、自宅ではご家族の協力の下、トイレまで伝い歩きで行かれていました。時間をかけてサポートすればできることも、こちらの都合で、できなくさせてしまっていたのかもしれないと感じました。とても有意義な体験をさせていただきました」と感想を話している。

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