徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2021年(令和3年)11月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1311 3面
送迎車両は定員10人(左)と8人だが、コロナ禍のため半数で運行
札幌東徳洲会病院の巡回送迎サービスが好評だ。患者さんの利便性向上を目的に、2台の専用車両を導入し、4月に運行開始、順調に乗車率を上げている。
3つのルートを確保し、2つは住宅街を巡回、残る1つは札幌徳洲会病院との間を往来するコース。いずれも平日午前、昼、午後の時間帯に1回ずつ病院と終点までを往復するが、札幌病院のコースを含む2つのルートは週2~3日の運行だ。
開始にあたり、とくにこだわったのが公共交通機関の利便性が悪い地域への巡回。準備を行った地域広報室の入倉哲也係長は「地域には、すでに送迎バスが認知されている病院があり、差別化を図るために、あえてアクセスの悪い場所にも出向こうと考えました」と説明。停留所を病院の最寄り駅だけでなく、公共交通機関にアクセスしにくい場所にある「まちづくりセンター」などにも設置した。「地域の方が交流する人が集まりやすい場所ですし、冬でも屋内で送迎車両を待つことができます」(入倉係長)。実際に患者さんから「送迎がなければ来院できなかった」といった声が寄せられたこともある。今後は停留所の増加や新規ルートの開設を視野に入れている。