徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)11月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1311 2面

名古屋病院 コロナ禍に癒やし
緩和ケア病棟へ「aibo」

aiboと触れ合い笑顔の患者さん

名古屋徳洲会総合病院は緩和ケア病棟に動物型ロボット「aibo」を導入した。坂本雅樹・緩和ケア外科部長は「コロナ禍で外部との関係が遮断され、患者さんが寂しい思いをしているため、何かしてあげたいと思いました」と経緯を説明。患者さんのストレス軽減や癒やしを目的にaibo100台を全国の医療機関に無償提供するソニーと医療情報専門サイトを運営するエムスリーのプロジェクトに応募し、当選した。

aiboは4足歩行で子犬に似た動作をし、ユーザーとのコミュニケーションを介し成長するように設計されている。入院患者さんが実際に触れ合い、反応を見て楽しんだり癒やしの時間を過ごしたりするだけでなく、面会に訪れた家族の待ち時間にも活躍。aiboは使用するたびに消毒し、感染対策を徹底している。

同病棟の松井遊香・看護副主任は「倦怠(けんたい)感が強く寝たきりの患者さんや、あまり話をしない患者さんもaiboとの触れ合いで表情が柔らかくなります。看護師とは違ったコミュニケーションになり、良い刺激になっています」と効果を実感。

PAGE TOP

PAGE TOP