徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2021年(令和3年)11月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1311 2面
一般社団法人徳洲会(社徳)看護部は10月6日、今年度2回目の副看護部長研修をオンラインで行った。医療安全やガバナンス(統治)をはじめ、徳洲会グループの歴史など徳洲会の看護管理者として求められる能力や必要なスキルを学んだ。
管理者に必要な知識・スキルを説明する福島・副理事長(左)
福島安義・社徳副理事長の講義でスタート。「徳洲会グループにおける医療安全活動の取り組みと法務関連について」と題し、医療安全管理部会の活動、インシデント・アクシデントレポートシステムと重大事故報告システム、業務標準化手順書、ネバーイベント(決して起こしてはならない事象)プロジェクトなどを解説した。コンプライアンス(法令順守)では、とくにハラスメントに言及。ハラスメントのタイプや該当するケースなどを示した。グループの法人合併にも触れ、現状とメリットなどを明示した。
遊佐千鶴・社徳常務理事は「組織運営に求められる役割と必要な能力」をテーマに講義。前半は社会人として一般的に求められる能力やスキルを説明し、後半は看護管理者に必要な能力を解説。2019年に看護部が開始したマネジメントラダーを示し、役職に応じた到達目標や研修内容、評価項目などを紹介した。
北口浩孝・社徳経営企画室室長は徳洲会グループの概要を説明。国内の医療界との比較や経営状況などからグループの現状を提示した。また「良い組織の条件」として①経営理念がしっかりしている、②患者満足度を追求している、③職員満足度を追求している、④組織継続・成長のための目標がある、⑤組織としての強さがある――の5項目を挙げ、徳洲会の取り組みや実績などを示した。
徳田虎雄・医療法人徳洲会名誉理事、鈴木隆夫・前理事長(現・学校法人徳洲会理事長)、安富祖久明理事長の言葉やエピソードなども披露した。
最後に、佐々木和子・社徳看護部部長が組織の定義や組織図、看護管理の本質など基本的な内容とともに、職員の評価法など実践的な説明をした。