
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2021年(令和3年)10月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1309 3面
「コーチングは目標達成に向けモチベーションを高めるコミュニケーション手法」と田浦・副薬局長(左)。右は生島部長
生駒市立病院(奈良県)の田浦稔基・副薬局長(薬剤師)は9月22日、糖尿病アプローチセミナーin NARAで「糖尿病患者さんとの信頼関係の築き方~コーチングマインド:心の状態編」をテーマにWEB講演を行った。奈良県総合医療センター薬剤部の生島繁樹部長が座長を務めた。医療従事者限定のセミナーで、大学病院や民間病院、調剤薬局、訪問看護ステーションなどに所属する薬剤師や看護師ら26人が参加した。
田浦・副薬局長はスキルアップの一環で医療メディエーター(医療対話推進者)や心理カウンセラーなど資格を取得。コーチングについても造詣を深めてきた。
糖尿病患者さんに行動変容を促す際、一方的に知識を提供してもうまくいかないケースがあるため、“コーチング”という双方向のコミュニケーションが求められていると指摘。「コーチングは対象者と信頼関係を築き、自主性を促し能力や可能性を引き出しながら目標達成に向けモチベーションを高めるコミュニケーション手法です」と説明した。コーチングの三大基本スキルとして「傾聴」、「承認」、「質問」を挙げ、会話例や接し方、質問の型など実践的なスキルを紹介した。
田浦・副薬局長は「コーチングと、知識・技術を伝え一定のレベルまで引き上げるティーチングを組み合わせると、より効果的です」と示唆。信頼関係を築いたうえで、ティーチングによって医療知識を伝え、患者さんの行動を引き出すのが狙いだ。「コーチングは患者さんとのかかわりのなかだけでなく、職場内(上司・部下)でも使えるスキルです。興味のある方の参考になればうれしいです」。