徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)10月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1309 3面

社徳 職員のみでJCI模擬審査
組織立って実施は初の試み

一般社団法人徳洲会(社徳)医療安全・質管理部はJCI(国際的な医療機能評価)認証のモックサーベイ(模擬審査)をグループ職員のみで行った。本格的に組織立って行うのは初めて。そのうち1病院はオンラインでの実施も試みた。

モックサーベイの冒頭で自院について説明する湘南鎌倉病院職員 オンラインでER(救急外来)を説明する福岡病院(写真右上)と審査するサーベイヤー

JCI認証は世界中のベストプラクティス(最良の実践)に基づく国際的な第三者評価。13カテゴリー、1200を超える審査項目など高いハードルを設けている。徳洲会グループでは基幹病院を中心に、現在11病院が認証を取得。

同認証は3年ごとに更新審査が必要で、従来は米国のJCI本部からコンサルタントを招聘(しょうへい)し、事前にモックサーベイを行っていた。しかし、新型コロナの影響などもあり、今年度からはグループの方針として職員のみでモックサーベイを実施することを決定。徳洲会グループの本部機能をもつ社徳の医療安全・質管理部が主導し、認証取得5病院から医師や看護師ら15人をサーベイヤーとして選出した。

まず6月に湘南鎌倉総合病院(神奈川県)で実施。15人のサーベイヤーを「医師」、「看護+医療安全」、「感染管理」など6つのグループに分け、2日にわたりそれぞれが院内の該当部署を訪れ、所属スタッフにヒアリングなどを行った。

その後、7月~8月上旬にかけて3病院で実施する予定だったが、新型コロナ第5波の影響ですべて中止。最後の福岡徳洲会病院も全国各地からサーベイヤーが訪問することは難しい状況だったため、オンラインでの実施を試みた。

オンライン模擬審査は8月19日から2日間行った。3回線を使用し、各グループが交互に審査。現地では福岡病院のスタッフが端末を載せたカートを移動させながら、搭載カメラで院内のスペースや管理している文書を映し、説明した。

2病院とも模擬審査は無事に終了。「突っ込んだ意見交換ができて良かった」とサーベイヤー、受審病院スタッフの双方から好評だった。

今回の取り組みについて、医療安全・質管理部の西平健太・課長補佐は「過去のJCI審査を通じて培った経験をもとに、有意義な審査が実施できました。グループの職員同士なので密度の高い情報交換ができ、サーベイ側と受審施設側の双方でJCI審査対策や医療の質向上など相乗効果が期待できます」と総括。

オンラインについても「回線の数など特有の課題はありますが、総じて良かったと思います」と手応えを口にした。今後は現地とオンラインでの審査の併用、グループ内の各種部会や社徳の多様な部署とのさらなる連携、オンラインを活用した見学など多様な可能性を示唆。

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