徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)10月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1309 2面

湘南鎌倉医療大学 森教授が学術集会長
日本生殖看護学会 激動の時代に対応へ

第19回日本生殖看護学会学術集会が9月12日にオンラインで開催され、湘南鎌倉医療大学(神奈川県)の森明子・看護学部母性看護学教授兼学部長が学術集会長を務めた。生殖看護とは不妊治療など妊娠に至るまでのプロセスをサポートする看護を言う。

「生殖看護を取り巻く環境が大きく変化」と森教授

 昨年度の学術集会がコロナ禍で中止になった経緯もあり、テーマを「激動の時代の生殖看護」とした。生殖医療に関する法整備、不妊治療の保険適用拡大など生殖看護を取り巻く環境が大きく変化している状況でもあり、プログラムも時代に合わせ幅広い内容を組んだ。

 森教授は「これからの生殖看護~私の歩みと期待~」をテーマに会長講演。コロナ禍でワクチン接種と不妊の関係に言及するデマが出現したことを指摘、「現場で情報提供する看護師は、どのように患者さんを守っていくべきか学んでいただきたい」と強調した。また、医師との共同研究「一般不妊治療を受ける女性患者に対する指導管理プログラムの効果」では、医師・看護師による30分以上の説明・相談・指導で、患者さんのQOL(生活の質)が上がったことを報告。最後に生殖看護を担う若手に対し、「看護のアイデンティティの主張と多職種間の協働のバランスを図りながら、患者カップルのために行動できる実践者、生殖看護の専門性を大切に育むことのできる教育者、生殖看護のリサーチエビデンスを蓄積し続ける研究者となることを期待します」とエールを送った。

 徳洲会グループからは、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の井上裕美・産婦人科主任部長が「豊かなアフリカ社会を夢描く人達:医療とお産の原点に戻って」と題し特別講演。同大の櫻井純子・看護学部公衆衛生看護学助教が「離島における不妊治療と支援の状況」をテーマにセミナー講演。一般演題では、同大の髙畑香織・看護学部母性看護学助教が「不妊治療妊娠におけるCOVID-19流行下の行動様式と抑うつ症状」と題し発表した。

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