徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)10月11日 月曜日 徳洲新聞 NO.1308 2面

病気のはなし65
コロナ肺炎は病態異なる
ウイルス性肺炎

新型コロナウイルス感染症は重症化すると肺炎を引き起こす。日本では、これまでウイルス性肺炎は原発性(ウイルス単体に起因する肺炎)であれ、続発性(細菌性とウイルス性が合併する肺炎)であれ、インフルエンザウイルス由来のものが大半だったが、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(大流行)以降、同ウイルス由来の肺炎が増えている。どちらも初期症状はせき、発熱、倦怠感などかぜ症状と似ていて見分けが付きづらい。

しかし新型コロナウイルス感染症の場合、生命にかかわるほど低酸素な状態であっても息苦しさを感じない「ハッピー・ハイポキシア」が一定数いること、悪化スピードが極度に早く、数時間前まで普通に話せていた人が生命の危機に陥ること――などが従来のウイルス性肺炎と異なる。

「パンデミック前は、これほど多くの重症のウイルス性肺炎患者さんは見たことがありません。今、新型コロナウイルス感染症の患者数は落ち着いてきていますが、引き続き注意が必要です」と湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)で新型コロナウイルス感染症の治療に携わっている日比野真・呼吸器内科部長は訴える。

同院の新型コロナウイルス感染症の入院患者さんのうち、ワクチンを2回接種した患者さんは重症化する人が少なく、「明らかな効果を感じます」と日比野部長はその有用性を実感している。

PAGE TOP

PAGE TOP