徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)9月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1304 三面

湘南鎌倉病院 ロボが採血管搬送
夜間に各病棟を自律巡回

HOSPIから採血管を取り出す看護師

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は自律搬送ロボット「HOSPI(ホスピー)」を導入した。国内外9病院に25台が導入(2020年12月時点)、徳洲会グループでは初。湘南鎌倉病院は夜間に検査部から病棟への採血管の搬送に活用している。今年6月に運用開始した。

HOSPIは医療機関向けに開発された物品搬送用の自律ロボット。事前に登録した院内の地図情報をもとに、内蔵の高性能センサーにより障害物を回避しながら、複数の目的地に巡回走行させることが可能だ。

同院は従来、採血管は臨床検査技師が6階から15階の各病棟に約30分かけて運んでいた。夜間(夜勤)は2人体制と手薄になり、1人が採血管を運ぶために検査部を離れてしまうと、その間にダブルチェックを要する輸血検査や血液製剤の払い出しなど緊急の業務が発生した場合、戻ってくるまで時間のロスが発生していた。「夜勤帯も常時2人が持ち場を離れずにすむため、とても助かっています」と検査部の加賀谷範芳技師長(臨床検査技師)と小野祐太郎主任(同)はアピール。

HOSPIは日中、患者さんが立ち入らない2階の通路の奥に待機。午後10時に検査部のスタッフが端末から呼び出すと、同階にある検査部の前まで自動で移動。ロボット本体の収納部を開けて採血管を格納し、ロボットの顔の部分にあたるタッチパネルで行き先を設定する。その後、HOSPIと連携させるための改修工事を行った業務用エレベータを、HOSPI自身が呼び出し搭乗、各病棟のスタッフステーションを巡回する。行く先々でスタッフが採血管を受け取る。約1時間で検査部に戻ってくる。

後藤明美・看護師長は「毎日、病棟に来る時間がほぼ一定ですので、スタッフもだいぶ慣れてきました。トラブルなく運用できています」と手応えを示す。増築工事計画準備室の佐藤慶和・課長補佐は「今後も業務の効率化に資するロボットの導入を検討していきます」と抱負を語る。

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