徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2021年(令和3年)9月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1304 一面
宇和島徳洲会病院(愛媛県)は、地元の宇和島医師会と愛媛県医師会に加入した。いずれも6月1日付。保坂征司院長は同月14日に県医師会会長を表敬訪問、同月29日には宇和島医師会総会に出席し、謝意を示すとともに自院を紹介し、一層の地域貢献を誓った。
同院は2004年の開院後、地域のニーズに合わせて医療機能を変えてきた。現在はケアミックス病院として、市立宇和島病院をはじめ近隣の医療機関と連携を図るかたわら、輪番制で地域の救急医療も支えている。
今回、長年にわたる実績が認められ、医師会への加入が承認された。保坂院長は「初代院長の貞島博通先生(現・福岡徳洲会病院総長)をはじめ、これまで携わった職員の努力の賜物です」と振り返り、「地域で多くの先生方が"徳洲会は地域医療に十分貢献している"と認識してくださり、救急でも"断らない医療"を実践し、救急隊から感謝の言葉を直接いただいたりすることも少なくありません」と目を細める。
医師会の加入により、今後は多様な情報の入手、地域の医師と交流する機会の増加などが期待される。また地元出身の職員が多く、「地域から認められた」とモチベーションアップにつながった点も加入の意義のひとつだという。
「当地域には医師会立病院がなく、医療資源も限られています。地域の先生方と協力しながら徳洲会のスケールメリットも生かし、さらにニーズに応えていきたい」と保坂院長。同院地域連携室の木ノ脇富男・事務係長も「より大きな責任と期待を感じますが、職員全員で応えられるよう精進します」と気を引き締めている。