徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)7月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1295 二面

病気のはなし54
アルコール控え運動を
高尿酸血症

高尿酸血症は男性に多い生活習慣病のひとつ。尿酸値が高いだけでは自覚症状はないが、足の母指(親指)や手足の関節、手の甲などに鋭い痛みが生じる痛風や、尿管や膀胱などに激痛をもたらす尿路結石の原因となる。尿酸はプリン体を体内で分解する際に出てくる排泄物で、1日に処理できる量を超えてプリン体を摂取すると、徐々に尿酸値が上がり、高濃度になると血中や尿中で尿酸が結晶化、関節や尿管などに詰まって炎症を引き起こす。

激痛を伴うため症状が起こった場合は、まず鎮痛薬、次いで尿酸値を下げる薬を使用し、急性症状を抑える。ただ、これらは対症療法に過ぎず「単にその場の痛みを取るだけの治療では再発を繰り返すこともあり、結石の除去を検討するだけでなく、そもそも尿酸値を上げないための食事療法と運動療法が大切です」と笠利病院(鹿児島県)の岡進院長。

プリン体を多く含むビールをはじめとしたアルコール類、卵、肉、魚などの摂取量を制限するとともに、軽い運動を継続的に行い、体重をコントロールすることを岡院長は推奨している。「高尿酸血症になる方は糖尿病や高血圧など、ほかの生活習慣病にも罹患していることが多く、適切な食事と運動は他の疾患にも有効です」(岡院長)。

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