徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)7月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1295 四面

教えてドクター
妊娠期のワクチン接種

Q. 身ごもっていても新型コロナワクチン接種できますか?(31歳・女性)

青木昭和
宇治徳洲会病院(京都府)産婦人科部長(医学博士、 島根大学医学部臨床教授、 日本産科婦人科医学会専門医・指導医)

A. お答えします。

厚生労働省から「妊娠中や授乳中であっても接種できる」との発表がありました。この発表は日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会連名の「新型コロナウイルスmRNAワクチン」接種についての声明と、ほぼ同じ内容であり、現時点では事例が少ないながらもワクチンを打たないリスクより、打つベネフィット(利益)が上回ると判断し、接種を妨げない方針を打ち出したのだと思います。とくに肥満や糖尿病など基礎疾患のある方は、妊娠中であっても積極的に接種を考慮することが推奨されています。

なお、当初は妊娠12週までの器官形成期(胎児の主要な臓器・器官がつくられる時期)は、偶発的な胎児異常の発生とワクチンの副反応との識別が困難なため、接種を避けることとされていましたが、その後、削除されました。

妊娠後期では子宮で肺が圧迫されるため、コロナに罹患した場合に肺機能が悪化しやすい傾向があり、一般の方よりわずかですが、重症化しやすいとの報告があります。接種についてお悩みの方は主治医に相談してください。具体的な接種手続きについては各自治体や医療機関の窓口までお問い合わせください。なお、妊婦さんが接種した際は、その場で30分待機としています。

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