徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)12月21日 月曜日 徳洲新聞 NO.1267 三面

徳洲会看護部門
北海道・東北&九州ブロック
活動の成果など共有 オンライン業務改善発表会

徳洲会グループ看護部門は11月20日、北海道・東北ブロック(11病院)と九州ブロック(8病院)でそれぞれ業務改善発表会を開催した。看護の質の向上や業務の効率化など、日頃実践している改善活動の内容や成果を共有し全体の底上げを図るのが狙い。今年はコロナ禍のためオンライン開催。

テレビ会議システムZoomで各病院をつなぎ開催テレビ会議システムZoomで各病院をつなぎ開催

北海道・東北ブロックでは、北海道ブロック長の松野玉枝・札幌徳洲会病院看護部長が「今日は活動の成果を共有するとともに、活発な意見交換を期待しています」と開会挨拶。

待ち時間の短縮や医療安全の向上、コスト削減、ケアの質向上など多彩な演題発表があった。発表後に行った審査の結果、優勝は札幌病院、2位は札幌東徳洲会病院、3位は仙台徳洲会病院が選ばれた。

札幌病院は小林美和子・看護主任が「始業前残業時間削減に対する取り組み」をテーマに発表。同院では始業前残業が一定時間発生、とくに病棟で多く発生していた。そこで①全看護職員を対象にアンケートを実施、②各部署で主任副主任会のメンバーを含む残業削減ワーキンググループを立ち上げ活動計画を立案・実施。その結果、始業前業務の多くが情報収集であることがわかった。また、業務分担や朝のミーティング開始時間の変更など残業削減計画を実行。病棟の看護職員1人当たりの始業前残業と総残業時間が昨年を下回り目標を達成した。

受賞後、小林主任は「病棟の活動を発表しましたが、外来を含め当院看護部の全部署が残業削減に取り組んでいます。受賞は看護部全体の活動の結果です。今後も精進していきたい」と抱負を語った。

札幌東病院は堀里美・看護師長が「退院後生活を見据えた退院支援の強化~生活の場に戻るためのアプローチの改善を試みる~」と題し発表。「看護部全体でさらに質の高い退院支援に取り組めるよう体制を考えていきたい」と展望した。仙台病院は岡田聖子看護師が「経鼻胃管挿入患者のミトン使用率低下への取り組み」を発表。「今後も看護の質が上がるよう取り組んでいきたい」と意欲を見せた。

北海道・東北ブロックで優勝した札幌病院の小林主任北海道・東北ブロックで優勝した札幌病院の小林主任

2部制で行った発表の合間には積極的な質疑応答があった。札幌東病院の坂本眞起代・看護部長が1演題ずつ丁寧に振り返りながら講評。東北ブロック長の緑川律子・山北徳洲会病院(新潟県)看護部長が閉会の挨拶をした。

九州ブロックも2部制。業務の質を高める〝仕組みづくり〟に関する発表が多く見られた。審査の結果、1位は福岡徳洲会病院が選ばれた。同院の福豊彩紀看護師が発表したテーマは「循環器看護外来のシステム構築~時々入院、ほぼ在宅を目指して~」。心筋梗塞患者さんへの継続指導を目的に、従来から行っていた循環器看護外来のシステムを改善。

受診予約の一元管理、標準化された患者教育が行えるクリニカルパス(計画書)の作成、専用シートを用いた退院前訪問の実施などを行った結果、外来受診率の向上、再入院率の低減、スタッフのモチベーション向上などにつながったと報告した。

2位は鹿児島徳洲会病院で、山田こずえ看護副主任が「介護支援等連携指導料の算定向上に向けた取り組み」をテーマに発表。同指導料の2019年度実績が同規模のグループ病院の平均より低いことから、看護師も介入してソーシャルワーカーと役割分担を図ったり、入院から退院まで一連の流れを記した独自のシートを作成し情報共有を図ったりした。

循環器看護外来を行う血管造影室専従看護師ら(前列左が福豊看護師)循環器看護外来を行う血管造影室専従看護師ら(前列左が福豊看護師)

その結果、月平均の連携件数が約3割増加。多職種と連携する機会が増え、在宅生活の支援に結び付いたことを示した。

3位は大隅鹿屋病院(鹿児島県)で、片野坂梨奈看護師が「正しくしまって楽しく時短!!」と題し発表。一般急性期病棟の自部署では、心臓カテーテル検査・治療を受ける患者さんが多く資材請求業務に時間を要していたため、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)活動を参考に資材の管理方法を再考。物品の置き場所や置く量を固定するとともに、物品棚や資材カートの配列と資材請求台帳の並びを統一した結果、請求作業に要する平均時間が14分短縮したと説明した。

最後に九州ブロック長の倉掛真理子・鹿児島病院副院長兼看護部長が総括。「8演題は、どの病院にも身近なテーマ。参考になったと思います」。

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