2020年(令和2年)9月21日 月曜日 徳洲新聞 NO.1254 三面
仙台病院が透析室拡張
新築移転見据え段階的に
新築移転に向け意気込む加藤部長(右の写真)と透析室スタッフ
仙台徳洲会病院は昨秋から段階的に透析室を拡張、6床から現在14床で稼働している。加藤一郎・外科部長を中心に近隣の医療機関と連携を図り、登録患者数も約40人にまで増加。透析機器は最新タイプに更新し増台した。
理由について、加藤由樹・透析室看護師長は「当院の運営方針と地域のニーズが合致した結果」と指摘する。同院は2022年3月に新築移転を予定しており、新病院の透析室は30床を計画。新病院に向け、佐野憲院長が一昨年に15床を目標に透析室を拡大していく方針を打ち出した。一方で、高齢化により地域の透析ニーズが増大。「より近い当院で透析を希望される方や新たに透析を導入する方など、患者数は増えています。12月には送迎車を1台増やす予定です」と加藤・看護師長。「今後も安全・安心な透析医療を提供できるよう臨床工学技士とともにサポートしていきたい」と意気込んでいる。