2020年(令和2年)9月7日 月曜日 徳洲新聞 NO.1252 四面
初の職員家族向け見学会 仙台病院
新築移転現場に小学生ら
午前と午後の2回で計38人が参加
仙台徳洲会病院は8月12日、小・中学校の夏休み期間を利用し、職員の家族を対象に同院新築移転先の見学会を初開催した。午前と午後の2回で計38人が参加。同会はコロナ禍で夏休みが短縮した子どもらの思い出づくりの一端となればと、佐野憲院長が企画した。
これまで職員のみで見学会を開いたことはあったが、今回は初めて小・中学生を対象としたこともあり、重機試乗体験、職人体験(くぎ打ち、のこぎり、測量など)も企画、とくに重機試乗体験は子どもらの関心を呼び、操縦席での記念撮影を楽しんだ。終盤には施工者の熊谷組がクレーンで荷物を子どもらの前に降下、中を開けるとプレゼントのお菓子が出てくるサプライズ演出もあった。
重機試乗体験で子どもらが記念撮影
閉会式で熊谷組東北支店の青栁謙太郎・作業所長は「完成後は次の世代へ引き継ぐことになる新病院。見学会に参加した小・中学生の皆さんのなかから、将来、医療を担う人材が出てくるきっかけになれば嬉しいです」と挨拶。参加者からは工事の進捗(しんちょく)状況に応じ、いろいろ企画してほしいとの声も聞かれ、今回担当した千葉英二・地域連携室副主任も「熊谷組の協力の下、定期的に開催していきます」と意気込みを見せていた。