徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)7月6日 月曜日 徳洲新聞 NO.1243 一・二面

徳洲会7病院 DPC特定病院群に
大学病院に準じた高診療機能

徳洲会グループのDPC特定 病院群施設 DPC 特定病院群の実績要件

2020年度診療報酬改定にともない、徳洲会グループ7病院が厚生労働省からDPC(診断群分類別包括評価)特定病院群の指定を受けた。厚労省は急性期病院であるDPC対象病院を、大学病院本院群、同群に準じた高い診療機能を有する特定病院群、それ以外の標準病院群の3群に分類している。

徳洲会では前回改定時、札幌東徳洲会病院、千葉西総合病院、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)、岸和田徳洲会病院(大阪府)、宇治徳洲会病院(京都府)の5病院が指定。今改定でこの5病院に、野崎徳洲会病院(大阪府)と名古屋徳洲会総合病院の2病院が加わった。野崎病院は2年ぶりの指定で、名古屋病院は初。

DPC制度は診断群分類(傷病名や治療内容などによる分類)ごとに定めた包括点数に基づく急性期入院医療の定額支払い方式を言う。

DPC対象病院は全国に計1757病院(20年4月時点)あり、大学病院本院群82病院を除いた1675病院のうち特定病院群は156病院にとどまる。ハードルの高い4つの実績要件を満たす必要があるためだ。①診療密度、②医師研修の実施、③高度な医療技術の実施、④重症患者に対する診療の実施――の4要件で、それぞれ一定の基準値を上回らなければならない。

野崎病院の中川秀光院長は「当院は診療密度の向上が課題でしたが、職員が一丸となり目的意識をもちながら、高度急性期病院として地道に日々の診療に取り組んできた結果、2年ぶりに特定病院群(当時はⅡ群)に復帰できました」と安堵(あんど)の気持ちを述べた。

次々と搬送される新たな患者さんを断らずに受け入れるためには、平均在院日数の短縮化は急性期病院にとって避けられない課題だ。野崎病院では専門の委員会を立ち上げ、関連部署が力を合わせた結果、平均在院日数は短縮傾向にあるという。

同院医事課の西晃徳・課長補佐は「実現できたのも医事部会からの資料や支援ツールの提供があったからです。これを活用し、医局会や責任者会議などで情報発信を繰り返しました。また、診療部門をはじめ、看護やコメディカル部門の協力体制と実行力があったうえでの結果だと思います」と振り返る。

他方、愛知県内に11病院ある特定病院群のひとつとなった名古屋病院。同院はこれまで、「高度な医療技術の実施」の要件のうち“特定内科診療の対象症例数”が不足していた。

医事課の肆矢幸輝課長は「内科医師が充実し患者さんが増えてきたこともあり、内科系技術を正しく評価されるように、医局へDPC制度の説明を繰り返しました。その結果、より適切なコーディング(診断群分類の選択)に対する意識が高まり、今まで以上に医師の協力を得られました」と経緯を明かす。

村松世規事務長は「今までの取り組みが評価されたと誇りに思います。今後も地域の方々に良質で高水準な医療を提供できる体制や環境整備を続けること、また近隣の医療機関とのさらなる連携を図ることで地域医療に貢献し続けます」と意気込みを語っている。

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