徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)7月8日 月曜日 徳洲新聞 NO.1192 三面

「寄り添う」テーマに講演会
NPO法人ホスピスのこころ研究所

“ソンダース的解釈”を交え講演する小森部長 “ソンダース的解釈”を交え講演する小森部長

NPO法人ホスピスのこころ研究所(前野宏理事長=札幌南徳洲会病院総長)は、札幌市内で「ホスピス緩和ケアの原点―ホスピスのこころ―を極める 柏木哲夫とシシリー・ソンダース」と題するシリーズ講演会の2回目を開いた。同講演会は、日本でいち早くホスピスに取り組んだ淀川キリスト教病院の柏木哲夫・名誉ホスピス長と、世界の近代ホスピスの潮流を生んだ英国の故シシリー・ソンダース医師から“ホスピスのこころ”を学ぶことを目的に企画。

全6回で、奇数回の講師に柏木・名誉ホスピス長、偶数回の講師にソンダース医師の研究で第一人者として知られる愛知県がんセンター病院の小森康永・精神腫瘍科部長を予定。

当日は小森部長が「シシリー・ソンダースの考える『寄り添うということ』」と題し講演。ソンダース医師について“近代ホスピスの母”と呼ばれ、今日のホスピス・緩和ケアの中核概念である「トータルペイン」(全人的苦痛)を提唱したエピソードなどを紹介した後、メインテーマでもある「寄り添う」について解説。

1965年にソンダース医師が執筆した論文「私と共に眼を覚ましていなさい。(Watch with me)」のなかで、「たとえ自分たちには絶対的に何もできないのだと感じた時でさえ、私たちはそこに留まる準備ができていなければならない。『私と共に目を覚ましていなさい。』は、結局、ただ、「そこにいること(Just,being there)」である。」と述べていることを紹介。「シリーズ講演会第1回で柏木・名誉ホスピス長が話された『寄りそうことは、人間を提供すること』に対応しているものと考えられます」と見解を示した。このほかトータルペインについて身体的、精神的、社会的、スピリチュアルの4つの痛みを総合的に考える必要性などを示唆。最後に小森部長と前野理事長が対談を行った。

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