徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)6月10日 月曜日 徳洲新聞 NO.1188 三面

がんカテの必要性
関・吹田病院センター長
講演

吹田徳洲会病院(大阪府)の関明彦・腫瘍内科がんカテーテル治療センター長は「がんカテーテル治療~今、必要とされる理由」と題して講演した。まず治療法について紹介。高濃度の抗がん剤と粒子状の物質(ビーズ)をカテーテルから腫瘍の栄養血管にピンポイントに注入し、腫瘍内の抗がん剤濃度を高めることで、従来の治療法で改善が難しくなった進行期患者さんに「予後因子の制御による延命効果」と「がんにともなう症状の緩和効果」が期待されるとした。

同治療法は「化学塞栓術(TACE)」と呼ばれ、現在、肝臓がんで標準的な治療とされているが、関センター長は「がんカテーテル治療」と称し、入職した2015年から院内の倫理委員会の承認を経て、首から下の多様ながん・臓器に治療を実施。あくまでも、標準的な治療で効果が得られない進行再発がん患者さんが対象で、治療目的は「完治が得られない患者さんでも、がんと共存できること」と強調した。

実績も紹介。多様ながん腫の肝転移の治療を年間延べ約140例、肝臓以外の臓器の治療を年間延べ約80例行ってきたことなどを示し、腫瘍が縮小するなど患者さんの満足が得られたエピソードを披露した。

最後に、グループ内の他施設と連携している点をアピール。「“諦めずに、がんと共存する”ための治療のひとつとして、カテーテル治療を認知していただき、一緒にがん患者さんを救う同志を増やしたい」と結んだ。

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