徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)6月10日 月曜日 徳洲新聞 NO.1188 三面

モーニングレク
神経内科と麻酔科
院長ら知識を共有

出田副院長はパーキンソン病の診断や治療を解説 出田副院長はパーキンソン病の診断や治療を解説

セミナー2日目の早朝に、病院長ら幹部が研鑽(けんさん)する第13回モーニングレクチャーを開催した。最初に岸和田徳洲会病院(大阪府)の出田淳副院長(神経内科)が「総合医のパーキンソン病・診断と治療」をテーマに講演。パーキンソン病の主要徴候には筋固縮(強剛)、振戦、無動・寡動、姿勢反射障害があるが、これら運動症状以外にも睡眠障害や精神認知行動障害、自律神経障害などがあることも説明した。

診断は特有の神経徴候を確認するほか、二次性パーキソニズムの鑑別として、①画像診断で異常がない、②パーキンソン症状を起こす薬物への暴露がない――を挙げ、さらに抗パーキンソン病薬で症状改善を認めることを提示した。治療として、昨年度に改訂された診療ガイドラインに基づく薬物治療のポイントなど示し、「改善がなければ他の神経症状を疑うため、神経内科での診察が必要です」と助言した。

講演で麻酔科医への理解を呼びかける海江田院長 講演で麻酔科医への理解を呼びかける海江田院長

続いて福岡徳洲会病院の海江田令次院長が「麻酔科医の最近の仕事と悩み」をテーマに講演した。麻酔科医は手術患者さんの麻酔管理を行うことが仕事だが、術前から術後まで周術期の管理に責任をもつことが求められ、患者さんの最終的な治療アウトカム(成果)の改善を目標としていると強調。心臓麻酔、小児麻酔に関する論文を紹介し、最近のトピックスとして腫瘍麻酔科学の必要性について説明した。

これは、がん患者さんを手術する際に用いる麻酔薬や麻酔法により、生存率・再発率へ影響があるか調査するもの。動物実験での結果を示したが、臨床での研究は今後の課題であると解説した。

徳洲会グループの展望として周術期管理だけでなく、鎮静、集中治療、ペインクリニックの分野でも活躍できる人員確保が急務と指摘。このため「麻酔科専門医プログラムの拡充と専攻医の確保が必要」と提言し、さらに各院長に「モニタリング機器の充実、自動麻酔記録装置などの購入にも、ご協力ください」と依頼した。

PAGE TOP

PAGE TOP