徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)11月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1161 一面

仏発祥の認知症ケア技法
「ユマニチュードを病院全体で」
宇和島病院が研修実施

多くのスタッフが出席。病院挙げて取り組む 多くのスタッフが出席。病院挙げて取り組む

宇和島徳洲会病院(愛媛県)は10月17日、院内の介護職員を対象に「ユマニチュード研修」を行った。ユマニチュードは「人間らしさ(ヒューマニチュード)」という考え方に基づく、フランス発祥の認知症ケア技法。近年、日本の医療機関や介護施設でも普及しつつある。講師は同技法について学んだ大野恵・看護主任が務めた。

研修に先立ち、貞島博通総長が挨拶。ユマニチュードを「認知症患者さんはもちろん、すべての患者さんに通じるケア」とし、「病院全体で広めたい」と呼びかけた。

研修では大野・看護主任が基本を解説。ユマニチュードの哲学をはじめ、4つの柱(①見る、②話す、③触れる、④立つ)と5つのステップ(①出会いの準備、②ケアの準備、③知覚の連結、④感情の固定、⑤再会の約束)それぞれについて具体的な対応法を示した。途中、同院教育担当の毛利桂子看護師と、実際にユマニチュードを用いたケアについてデモンストレーションを行う場面も見られた。

最後に大野・看護主任は「これらをケアに活用することで、ケアが困難な方の拒否的行動が減少し、患者さんはもちろん、ケアをする人の介護負担も軽減します」と締めくくった。同院は、これまでもユマニチュードをテーマとした院内の全体研修や各部署の勉強会を随時、実施。川口加代子・看護部長は「宇和島市の高齢化率は約37%。認知症対応は取り組まなければならない課題のひとつなのです」と強調している。

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