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Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)11月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1160 三面

民谷・札幌東病院救急センター医長
医師国試対策の書籍を上梓
ニセコでの勉強会も好評

「医学教育で得たものを、医学教育を通じ還元でき嬉しい」と民谷医長 「医学教育で得たものを、医学教育を通じ還元でき嬉しい」と民谷医長

札幌東徳洲会病院救急センターの民谷健太郎医長は10月、主に5、6年次の医学生を対象とした『医師国家試験の取扱説明書』というタイトルの書籍を上梓した(羊土社、3200円+ 税、A5判・320頁)。民谷医長は2016年から書籍と同名のメールマガジン(通称“国試のトリセツ”、購読無料)の配信を開始。受験期の18年2月には購読者が2200人に上るなど人気を博している。配信してきた約400本ものメルマガから厳選した記事を大幅に加筆・修正して本書にまとめた。

民谷医長は「書籍の出版は医学生の頃からの漠然とした目標でした。名著に出合うたびに『自分も読み手に良い影響を与えられるような本をいつか書きたい』と思っていました。実際に単著として世に送り出せたのは感慨深く、医学教育で得たものを、医学教育を通じて還元することが叶い嬉しい」と話す。

10年後の医学生も使えるよう“普遍的な解法プロセス”を重視。過去問から選び出した良問を素材に、回答を導くアプローチの方法などを解説、「臨床実地問題の本文は前から後ろへ順に読む」、「迷ったら主訴と設問に着眼する」、「アセスメントとは情報に意味を与えること」など47の鉄則を伝授する。

人気メルマガの書籍化が実現 人気メルマガの書籍化が実現

また、民谷医長は16年以降、医学生向けの医師国試対策セミナー「NESCo」を毎夏開催。ニセコの雄大な自然のなかで行う1泊2日の勉強合宿だ。今年8月25、26日に実施した同セミナーには全国から11人の医学生が参加し、頻度や緊急性の高い疾患を中心とする演習や過去問の分析、応用問題への対応などを学んだ。

参加者からは「先生方の熱意ある指導を受け、合格への気持ちが強まった」、「勉強方法や問題の解き方が身に付いた」、「臨床視点からの解説もあり良かった」など感想が寄せられ好評だった。

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