徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)9月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1152 三面

徳洲会栄養部会
全国統一の研修開始
管理栄養士・栄養士・調理師
合同開催は初めて

徳洲会グループ栄養部会は8月11日、武蔵野徳洲会病院(東京都)で関東ブロック給食・衛生管理研修を行った。同ブロックに属する病院や介護施設などの栄養管理部門と調理部門の責任者、給食担当栄養士ら115人が出席し、業務内容の相互理解を図った。両部門が合同で研修を行うのは初めて。今後、各ブロックで同様の研修を実施し、部会全体の底上げを図る。このため、当日は各ブロック長にWEBシステムで研修の模様をライブ配信した。

「同じ給食管理のスタッフとして相互理解を」と鑓水部会長 「同じ給食管理のスタッフとして相互理解を」と鑓水部会長

徳洲会グループの病院や介護施設などの食事を中心的に手がける栄養部門と調理部門は、これまで同時に学ぶ機会がなかった。さらに部門内でも内容や対象者が施設やブロックなどで異なっていたため、部門運営の方向性やスタッフの質などにばらつきが見られた。

栄養部会は今年度から教育に注力する方針を打ち出しており、こうした課題解決の一環として、各ブロックで栄養部門の責任者を務める「管理栄養士」、給食部門の責任者を務める「調理師」、食材の発注などを担当する「栄養士」が一堂に集まる研修の開催を先に決定。職種・部門間の相互理解とともに、統一した教育システムを確立することでグループ全体の食事の質を底上げする方針だ。

今回、関東ブロックで行った研修は、その第一歩。病院や介護施設をはじめ診療所、保育園など同ブロックに属する施設で主に責任者を務める管理栄養士、調理師、栄養士ら115人が出席した。今後、同様の研修を各ブロックで実施していくことから、研修の様子をライブ配信し、ブロック長や教育担当者がWEBで視聴した。

冒頭、あらためて一般社団法人徳洲会(社徳)の鑓水弘樹・栄養部会長が研修の開催に至った経緯を説明。「給食管理で足りないものを考えた時、職種間や施設間、あるいは現場と本部などでうまく連携が取れていない現状がある」と指摘。「衛生管理や発注、調理、栄養管理、接遇など患者さんに食事が提供されるまで各職種がどんな役割を果たしているのかを互いに知り、共通の視点で運営することが必要と考えました」と明かした。

電話応対のロールプレイでは業者役と職員役を交代で務め振り返る 電話応対のロールプレイでは業者役と職員役を交代で務め振り返る

最後に「今回の内容は基本中の基本」とし、内容をレベルアップさせながら今後も継続して行う意向を示した。「後進育成も同じ方針で行ってください」とも加えた。今回の研修内容を説明した同部会教育研修担当ワーキンググループ(WG)リーダーの加勢宏樹・千葉西総合病院栄養管理室主任(管理栄養士)も「給食の評価が自分たちの評価に直結します。しっかり運営していくための知識を身に付けてください」と呼びかけた。

プログラムは社徳給食事業部の豊島智行次長の講義でスタート。食品・厨房の衛生管理をテーマに、昨年6月に改訂された「大量調理施設衛生管理マニュアル」のポイントを解説したり、食中毒の予防を提示したりした。

この後、同WGブロック代表の管理栄養士4人が講義。山川病院(鹿児島県)の村山明日香・栄養室副主任は給食関係の帳票をテーマに、医療法や診療報酬などに基づき必要な帳票とそれらを作成する際の注意点を提示。「適正な医療を証明するため」に帳票が必要な点を強調した。

日高徳洲会病院(北海道)の有田育子・栄養管理室主任は「給食管理のアウトライン」がテーマ。給食の使命のひとつに「予算にあった食事」を挙げ、「献立の食材料費を意識することが大切」と指摘。1食分・1日分の食材料費の算出方法や、食材料費を抑える工夫として食材・業者の選定、手づくりで対応可能なメニュー(ゼリーなど)の検討を示した。発注や在庫管理のポイントも説明。

仙台徳洲会病院の菊地千明・栄養管理室副室長は献立作成の手順を説明。なぜその献立が作られているか、必要な作業と注意点を示した。最後に、笠利病院(鹿児島県)の宮崎むつ子・栄養室管理栄養士がビジネスマナーについて講義。とくにコミュニケーションを取り上げ、2人1組で電話応対のロールプレイを行ったり、報告・連絡・相談の仕方や挨拶など社会人として最低限身に付けておくべきマナーをあらためて紹介したりした。

このほか介護施設から参加者のみ別室に移動し、同部会北関東ブロック栄養介護リーダーの高柴章子・介護老人保健施設千葉徳洲苑栄養科主任(管理栄養士)が、介護報酬や業務量報告書などについて説明した。

同部会南関東ブロック長の深谷朋子・茅ヶ崎徳洲会病院(神奈川県)栄養管理室副室長の挨拶で閉会。参加した千葉徳洲会病院の吉成和永調理師は「とても勉強になりました。とくに印象的だったのはマナーの講義です」と刺激を受けた様子。

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