徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)9月10日 月曜日 徳洲新聞 NO.1150 四面

教えてドクター

ウイルス退治に時間かかる


Q.夏風邪が長引いています(50歳・男性)

お答えします

浦元智司・喜界徳洲会病院(鹿児島県)院長 浦元智司・喜界徳洲会病院(鹿児島県)院長

A.夏風邪ウイルスは高温多湿を好みます。湿度が50%を超えると働きが活発になり、夏場は活動が増します。兆候としては、のどやおなかの痛みだけでなく、37.5℃程度の微熱が続きます。夏風邪ウイルスの特徴は、のどや腸で増加することです。のどの痛み、激しいせき、腹痛や下痢などに襲われます。

夏風邪が治りにくいのは、原因となるウイルスが腹中で増殖するため、体外に排出されるまでに時間がかかるからです。おまけに有効な治療薬は、まだありません。困ったことに夏場は食欲不振に陥りやすく、免疫力が低下するため、ウイルスを退治するまでに時間がかかってしまいます。うがいと手洗いをぜひ。

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