徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)7月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1142 三面

医学生・研修医が参加
日本内科学会イベント
徳洲会4人が優秀演題

第115回日本内科学会総会・講演会にあわせて行われた「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ2018京都」で、徳洲会から4人が優秀演題に選ばれた。湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の辻喬繁・初期研修医2年目、田中雄大・後期研修医1年目(現・日本大学医学部附属板橋病院)、伊賀崎麻里・初期研修医2年目、湘南藤沢徳洲会病院(同)の福武滋・後期研修医3年目がそれぞれ受賞、辻医師と田中医師はプレナリーセッションで発表した。それぞれの指導医も優秀指導教官賞を受賞。

同イベントは内科医を目指す学生・研修医が経験した症例をもち寄り、互いにディスカッションすることで、内科医としての実力を研鑽(けんさん)するのが目的。

「離島病院の研修中に発表の準備をして大変でした」と辻医師 「離島病院の研修中に発表の準備をして大変でした」と辻医師

辻医師は「MSSA性化膿性関節炎とMRSA性化膿性関節炎の臨床的特徴に関する比較検討」と題し発表。化膿性関節炎の起因菌がMSSA(メチシリン感受性黄色ブドウ球菌)とMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の場合の臨床的特徴を比較検討。高齢男性でありCCIスコア(チャールソン併存疾患指数)が高値であると、MRSA起因の可能性が高いことを示唆した。

「病院を離れても親身に協力いただいた指導医に感謝しています」と田中医師 「病院を離れても親身に協力いただいた指導医に感謝しています」と田中医師

田中医師は「多発性骨髄腫(MM)の主訴と骨髄腫診断事象(MDE)についての検討」と題し発表。MMはMDE(高カルシウム血症、腎障害、貧血、骨病変)のうち2つ以上、とくに高カルシウム血症を認める場合は予後が悪いと説明。内分泌疾患が否定された高カルシウム血症は、MMを疑い積極的に画像検査で骨病変を検索、骨髄検査を行うべきと強調した。

「同期に負けないように臨床も研究も頑張ります」と伊賀崎医師 「同期に負けないように臨床も研究も頑張ります」と伊賀崎医師

伊賀崎医師のテーマは「悪性腫瘍を合併した抗TIF1γ抗体陽性皮膚筋炎の臨床的検討」。抗TIF1γ 抗体陽性の皮膚筋炎は悪性腫瘍の合併が多く、嚥下(えんげ)障害を来しやすく、治療抵抗性で再発も多いとされるが、これまで同疾患に関するまとまった報告は少なく、治療方針について一定の見解は得られていない。発表では自験例を含め複数症例を検討し考察した。

「原因不明の症例に対するアプローチを学べました」と福武医師 「原因不明の症例に対するアプローチを学べました」と福武医師

福武医師は「筋炎を合併した好酸球性筋膜炎(EF)の1例」がテーマ。原因不明の四肢腫脹と筋力低下で紹介された症例に対し、血液検査で好酸球の増加、骨格筋MRIで筋膜のびまん性肥厚、針筋電図で筋原性変化、病理学的にも異常を認め、EFと診断しホルモン製剤のプレドニゾロンで治療。さらに再発し難治であったため論文検索し、免疫抑制剤のメトトレキサートを追加投与したところ症状が改善したことを報告した。

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