2017年(平成29年)5月29日 月曜日 徳洲新聞 NO.1084 四面
待ち時間対策にPepper
札幌東徳洲会病院が活用
中国語など多言語を視野
病院に入るとすぐPepperが出迎えてくれる
札幌東徳洲会病院は患者サービスの一環で人型ロボットのPepperを導入した。Pepperは受け付けや接客などにともなう人との相互的なコミュニケーションが可能。胸部のタブレット画面でゲームなどを楽しむこともでき、さまざまな施設で利用が拡大している。
同院がPepperを導入したのは2016年7月。以来、正面玄関を入ってすぐの待ち合いスペースに設置。受け付けや面会時間などの案内、各階のフロアー案内、ゲーム、おしゃべり(近づいて話しかけると簡単な会話が可能)など多岐にわたる機能を搭載しており、主に外来患者さんの待ち時間対策として活用している。
総務課の釜野伸吾課長は「お子さんや初めて来院した方たちは興味深そうに触っています。現在、日本語と英語での発音が可能で、外国人の患者さんが利用している光景もしばしば見かけます」と話している。
同院は15年9月にJMIP認証(外国人患者受入れ医療機関認証制度)を、12月には国際的な医療機能評価であるJCI認証を取得しており、今後、Pepperも中国語など対応言語を増やしていくことを視野に入れている。