徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)4月17日 月曜日 徳洲新聞 NO.1078  二面

4月入職 初期研修医が全参加
湘南藤沢徳洲会病院
TCLSコース

グループに分かれ、トレーニングマネキンでシミュレーション グループに分かれ、トレーニングマネキンでシミュレーション

一般社団法人徳洲会は4月8日から2日間、湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)で第140回TCLS(徳洲会二次救命処置)コースを開いた。受講者は29人。4月に入職したばかりの同院初期研修医10人が全員出席した。

TCLSは二次心肺蘇生法の学習を目的とした徳洲会独自の講習。医療従事者を対象としている。日本救急医学会による医療従事者のための蘇生トレーニングコース「ICLS」の内容に加え、不整脈に関するプログラムも盛り込んでいる。日本救急医学会認定ICLSコースでもあり、TCLS修了者にはICLSの修了証明書も発行する。

開会に先立ち、同院の篠崎伸明院長が挨拶。院内にハイリスクの患者さんがいることや、見舞いや付き添いの方が急に外来や廊下で倒れるケースが見受けられることを挙げ、対応できる知識・技術を身に付ける必要性を強調した。

初日は、座学でコースディレクターを務める清水徹郎・南部徳洲会病院(沖縄県)救急診療部長がACLS(二次救命処置)について講義。各論として胸骨圧迫、人工呼吸、気道確保、気管挿管、心停止時に使用する薬などをテーマに、それぞれのポイントを解説した。

その後、複数のグループに分かれて実技を行い、モニター付き除細動器やトレーニングマネキンなどを用いて手技を習得。モニター付き除細動器やAED(自動体外式除細動器)の使用方法、BLS(質の高い胸骨圧迫、ポケットマスクやAEDの使用方法)などのテーマでは、実際の機器を操作しながら確認した。

VF(心室細動)、pulselessVT(無脈性心室頻拍)、asystole(心静止)、PEA(無脈性電気活動)の4つの心電図の波形の読み取り方などを学んだ後、IO(骨髄内輸液法)のデモンストレーションを実施。最後に不整脈発生装置を備えたマネキンによる蘇生シミュレーションを行い、対応を学んだ。

2日目も座学でスタート。清水部長が不整脈をテーマに、あらためて対応について説明した。その後、15分間の筆記試験を行い解説。最後にシミュレーション実習を経てBLSとACLSの実技試験を実施した結果、受講者全員が合格。修了式でTCLSの記念バッジとICLSの修了証を手にした。

受講した菅谷明彦・初期研修医は「現場ではチームで対応するので、多職種で学べるコースの良さを実感しました。頻脈・徐脈について詳しく学ぶ機会がなかったので、勉強できたのも良かったと思います。今後、救急外来など現場で生かしていきたい」と目を細めた。

出戸暁子・心臓病センター看護師は2年ぶり2度目の受講。「勉強し直したいと思い参加しました。覚えていたことを再確認でき、良かったです」と笑顔を見せた。

TCLSは2002年に創設。これまで徳洲会グループ内外から計4000人以上が受講。

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