徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2016年(平成28年)12月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1061 三面

障がい者 就労を継続支援
特養かまくら愛の郷
ワークセンター開所

洗濯業務を行うワーカー 洗濯業務を行うワーカー

特別養護老人ホーム(特養)かまくら愛の郷(神奈川県)は施設内に「ワークセンターかまくら愛の郷」を開設した。「障害者就労継続支援A型事業」として、通常の事業所への雇用が困難な障がい者に対して、就労や生産活動などの機会を提供し、スタッフが業務をサポートしながら知識・能力向上のために必要な訓練を行う。A型事業は雇用契約を結ばなければならない。

開設主体の社会福祉法人湘南愛心会は、特養逗子杜の郷(同)で同事業をすでに実施しており2施設目。開所日には開所式を行い、阿部伸子施設長が入職した知的、身体、精神などに障がいをもつ5人のワーカーに挨拶。歓迎と激励のメッセージを贈った。

開所式で入職したワーカーにメッセージを贈る阿部施設長 開所式で入職したワーカーにメッセージを贈る阿部施設

現在、1日4~5人のワーカーが月~土曜日の午前9時~午後4時まで勤務。主に利用者さんが入浴時に使用したタオル類や食事時に使用したエプロンを洗濯する。回収から洗濯・乾燥後の仕分け、利用者さん別の収納と一連の作業にかかわる以外に、タオルやエプロンを施設内の決められた位置にセットすることも行う。

各作業には同センター職員が付いてサポートする。これらのトレーニングを通じ、日常生活を送るための行為や挨拶・返事など、社会での基本をしっかりできるようになることが目的だ。

「利用者さん自身が洗濯機や乾燥機を操作することにも取り組んでいます」と三輪尚義サービス管理者。今後は浴室やトイレなどの間仕切りカーテンの回収・洗濯、施設内の清掃、植栽の手入れ、車いすの清掃やメンテナンスと業務の範囲を拡大する計画だという。櫻井健一事務長は「地域のさまざまな人を支援するのが、社会福祉法人。その使命を果たしたい」。

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