2016年(平成28年)12月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1061 二面
徳洲会奨学金受給
看護師の卵たち!
勉強三昧の日々を過ごす井崎さん
一般社団法人徳洲会は看護師、保健師、助産師を目指す学生に向け、奨学金制度を実施している。貸与金額は月額最大5万円までで、貸与期間は就学が終了するまで。
甲府看護専門学校看護第一学科3年生の井崎真由子さんは、大正大学文学部を卒業。その後、結婚したが、今はシングルマザーだ。
「母親が看護師なので、それまで考えていなかった看護の道に進もうと思いました」
実家近くには看護学校がなく、娘を連れて甲府市に移住。午前7時に娘を保育園に連れて行き、早めに学校に行って勉強する。午後4時半の終業後は、6時まで図書館。帰宅後も勉強三昧だ。
「奨学金制度があるからこそ母子そろって生活を送ることができ、学習環境を整えられると実感しています。厳しいところもありますが、勉強に集中し、国家試験に合格しようと思います」と井崎さんは意気軒高。卒業後は武蔵野徳洲会病院(東京都)に勤務する予定だ。
「国家試験目指し頑張ります」と勝連さん
南部徳洲会病院(沖縄県)で総務部に所属し、患者さんたちの送迎を受け持っていた勝連孝之さんは、一念発起して看護師の道を歩み出した。
現在、愛媛県の河原医療大学校の2年生。「元々、私は専門学校で救急救命士の資格を取得していました。消防の仕事をしたかったのですが、うまくいかず、救急病院なら救急車を運転できると思っていたのですが、実際には違いました」。看護師を志したのは、医療現場にいたいからだ。現在はひとり暮らし。
「授業は午前9時からです。終わっても教室や図書館で午後8時まで勉強します。来年からは実習も加わりますので、国家試験目指し頑張ります」と勉学に勤しんでいる。