徳洲会グループ

第5波「感染爆発」へ徹底 緊急リポート

新型コロナ感染爆発が止まらない。新規陽性者が2万5000人超の日もあり、第3波、第4波とは比較にならない規模で感染者が増えている。それにともない重症例も増加、さらに病床逼迫の深刻化により自宅療養者も急増している。

緊急事態宣言の対象地域は東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、沖縄に続き8月20日から茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡に拡大。さらに27日には北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山、広島が追加された。まん延防止等重点措置の対象地域も広がっている。こうしたなか徳洲会グループは懸命に感染者への診療を継続。全国のグループ病院の対応を緊急リポートする。

離島病院も増床など対応

鹿児島県の離島での感染拡大も深刻だ。徳洲会の各離島病院では懸命に対応が続けられている。

7月に会食を起因としたクラスターが発生した奄美群島のひとつ与論島。島唯一の病院として軽症・中等症の診療にあたる与論徳洲会病院は、県の感染状況が最警戒のステージⅣに引き上げられたことを受け、4床で運用していたコロナ病床を12床に増床。院内感染の発生もあり満床の状態が続く。

重症患者さんは海上保安庁の航空機などで鹿児島本土に島外搬送する方針を取っている。「8月以降、他の離島でもクラスターが発生し、鹿児島本土への島外搬送が増えています。そのため重症病床の逼迫が懸念材料ですが、高齢者のワクチン接種が進んだことや、7月に承認された抗体カクテル療法といった薬物療法などが奏効し、当院の入院患者さんは中等症までで踏みとどまっています(上恵理子・看護部長)。

8月23日時点で島内には2人の自宅療養者がおり、同院の高杉香志也院長が電話診察を通じて健康観察を行っている。

喜界島でも同島唯一の病院である喜界徳洲会病院が軽症・中等症の入院を受け入れている。8月以降、コロナ病床を1床で運用していたが、患者さんの増加を受け同月中旬に4床に増床して対応。

市中感染が拡大している奄美大島では、名瀬徳洲会病院が軽症・中等症の患者さんを受け入れており、12床確保するコロナ病床が満床状態だ。

 

→徳洲新聞1302号掲載