徳洲会グループ
第5波「感染爆発」へ徹底 緊急リポート
新型コロナ感染爆発が止まらない。新規陽性者が2万5000人超の日もあり、第3波、第4波とは比較にならない規模で感染者が増えている。それにともない重症例も増加、さらに病床逼迫の深刻化により自宅療養者も急増している。
緊急事態宣言の対象地域は東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、沖縄に続き8月20日から茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡に拡大。さらに27日には北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山、広島が追加された。まん延防止等重点措置の対象地域も広がっている。こうしたなか徳洲会グループは懸命に感染者への診療を継続。全国のグループ病院の対応を緊急リポートする。
沖縄県は8月17日時点で、人口10万人当たりの1週間の新規陽性者が310.32人となり、初めて300人台になった。地域別では宮古島市が444.85人と突出して高い。
宮古島徳洲会病院は15床のコロナ専用病床を確保し、島内の県立病院と連携して対応。県立病院が外来を止めているため、そのぶんの患者さんは宮古島病院で受け入れている。国吉恵美・看護部長は「現段階では自宅療養、ホテル療養が多く、入院は少ないですが、先行きが読めない状況です」。
石垣島徳洲会病院でも島内の県立病院と連携。石垣市では9月3日でワクチンの集団接種が終了するため、石垣島病院はその後の個別接種対応に向けた準備も進めている。友寄幸子・看護部長は「8月上旬までは後方支援中心でしたが、中旬以降は入院受け入れを始めました」と危機感を募らせる。
沖縄本島の中部徳洲会病院は7月末から30床(うち重症3床)で対応。増床も考えたが、近隣の病院が一般診療を休止したり、後方支援病院でクラスター(感染者集団)が起きたりと地域医療が逼迫しているため、「何とかコロナと一般診療を並行してやっています」(照屋いずみ看護部長)と苦渋の表情。
南部徳洲会病院では重症3床、軽症・中等症27床で対応していたが、重症患者さんが急増しているため、軽症・中等症用のうち4床をHCU(高度治療室)相当の人員配置に強化。大城光子・看護部長は「自宅療養も多く、県からは増床要請も来ていますが、ギリギリの状態です」と強調する。
→徳洲新聞1302号掲載

